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アニメ「ロックは淑女の嗜みでして」感想

けいおん!の系譜のゆるい女子高生バンドアニメかと思っていたが違った。

連載誌は白泉社のヤングアニマル。

演奏、音楽に関しては特に知識もないので書くことはできない。

ただ百合として良い、ということだけ。

ロックは淑女の嗜みでして

大学生の時に教養として読破した「マリア様がみてる」にも通ずる、上質な百合アニメであった。登場人物はすべてお嬢様学校なのも同じ。

マリア様がみてる
https://www.shueisha.co.jp/books/items/contents.html?isbn=4-08-614459-X

ドラムの黒鉄音羽は主人公鈴ノ宮りりさ(ギター)に対して、ロックを通じて己の快楽を追求する相手として求め、ベースの環は罵倒される相手として音羽を求め、主人公りりさは、己を高みに持っていくために他のメンバーを求めているように見えた。

キーボードの院瀬見ティナは、他メンバーとの交流は少なく感じるが、本当の自分自身に近づくためにロックを利用している。きれいさと巨乳で観客を引き付ける役目もある。

11話あたりの主人公の義理の妹、鈴ノ宮愛莉珠がメンバーに可愛がられるシーンが一番の私の大好物であった。

終盤イケメンバンドが出てきて心配したが、クズしかおらず一切誰も奴らに惹かれることなく終わったのは安心した。

また、演奏後はりりさと音羽の激しい罵倒セリフがあり、昨今の行き過ぎている表現規制、自己家畜化している世界の中で、貴重であり、ロックを感じた。

現代の現実社会においては暴力の必要性とメリットは殆どないものの、現実や本能には存在している要素であり、架空の物語や音楽には暴力は必要で過度に規制されないでほしい。

残念なのはかわいいりりさの義妹、鈴ノ宮愛莉珠のグッズが公式サイトに見当たらなかったことだ。

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